宇宙の彼方─soranokanata─
玲音は、俯いて小刻みに揺れる華奢な茜の肩に、
そっと手を置いた。
「茜...ちゃん、その、分かってくれたならそれでい...」
「そうですよね...私みたいな美少女と一緒にいたら、
、、、
凡人の玲音さんの自尊心を傷つけてしまいますもんね...」
「............は?」
「ごめんなさい。
私、そこまで頭が回っていませんでした...
、、、 、、、、、、、
平凡な顔立ちの平凡な玲音さんには酷なお願いでしたよね...」
「...あの..もしもしー?」
「ほんとごめんなさい!私、ずっと可愛いから、
、、、、、、、、、、、、
玲音さんみたいなふつー人のこととか、
全然分からなくて...!」
「えーーー...」
困惑...というよりは、
いきなりのナルシズムに引きつつある玲音の手をがしっと
包むように掴むと、茜は天使のような眩しい笑顔を浮かべた。
「でも!私は、玲音さんにしか見えていないので
安心してください!
誰も私と玲音さんを見比べる人なんていませんから!
劣等感なんて持たないでいいんですよ!
それに、その、玲音さんだって、
普通に...そのかわい...くはないですけど
決してブサイクじゃないですし!」
「...」
「だいたい、人は顔よりも中身ですよ!
大丈夫。玲音さんは自信をもっていいんですよ!」
「...」
...玲音は今の言葉で深く自信を消失した。