Turquoise Blue 〜空色のベース〜


少し
意識がはっきりして来て

Tシャツが
もうどうしようも無い事に気がついた


「服…気持ち悪い
着替えて来る…」


「ここで
脱いじゃえばええやん」

− そう言った蘭さんは
赤い下着姿だった


「うわ…下着だ!!」
びっくりして横に跳ねる


「ステージ衣装やって」

蘭さんはカラカラと笑った


「そういやさっき
Cheaのヴォーカル君も
トイレで上、素っ裸んなって
水、浴びてたわ

細いけぇど、腹筋、凄くて
え〜〜体しとったで」


「見たんですか?!!」


「ええ。バッチリと。」


「……まだトイレいるかな」


「なんや嬢ちゃん!!
そんなに見たいんか?!
裏若いオトコの裸体を!!」


「…っ違っっっ!!!」


「俺のでいいなら幾らでも!」

「いやいや ここは胸毛の立派な俺が。」


「むしろ腹の立派な俺が。」

「ぎゃーーー!!!?」



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