友達以上☆恋人未満
腕を一臣に掴まれたまま家の前まで来てしまった
『一臣!!腕!痛い!』
『あ…ごめん…』
一臣はさっきの強引さとは対象的に素直に腕を離す
『急にどうしたの?一臣らしくないよ??』
あたしは呆れたように一臣を見上げた
『くるみの誕生日プレゼント…ゆっくり選びたかったのに…あんな雑貨屋のだし…』
そんなことで拗ねてたわけ??
あまりにも子供っぽい発言につい笑みが零れてしまった
『ふふッ』
『なんだよ~笑うな!』
『ゴメンゴメン!でも嬉しかったよ?ペンダントかわいいし』
『ほんと…??』
『うん♪ありがとね』
そう言うと一臣は無邪気な子供のようにかわいく笑った
小さいころの面影は全然なくなってかっこよくなった一臣だけど,この笑顔だけは変わらない
きっと…これからもずっとね?