友達以上☆恋人未満



腕を一臣に掴まれたまま家の前まで来てしまった





『一臣!!腕!痛い!』


『あ…ごめん…』




一臣はさっきの強引さとは対象的に素直に腕を離す





『急にどうしたの?一臣らしくないよ??』




あたしは呆れたように一臣を見上げた



『くるみの誕生日プレゼント…ゆっくり選びたかったのに…あんな雑貨屋のだし…』





そんなことで拗ねてたわけ??



あまりにも子供っぽい発言につい笑みが零れてしまった



『ふふッ』


『なんだよ~笑うな!』


『ゴメンゴメン!でも嬉しかったよ?ペンダントかわいいし』

『ほんと…??』


『うん♪ありがとね』





そう言うと一臣は無邪気な子供のようにかわいく笑った



小さいころの面影は全然なくなってかっこよくなった一臣だけど,この笑顔だけは変わらない




きっと…これからもずっとね?


< 18 / 23 >

この作品をシェア

pagetop