僕らの初恋青春譜


「あっ、実は!ムグッ」






小野寺に私の代わりに黒澤君にテスト勉強教えて欲しいのーと言おうと思ったら後ろから口に手が伸びてきて抑えられた。……苦しい









「俺が和恋の代わりに言うわ」







は?!頼んでないんですけどー!にしても意外と強く抑えてくるから何も喋れないのだけど……トホホ








「小野寺が書類大変そうだったからって言って俺に教えるの疲れたからランニングがてらに手伝いに来たらしい」







はい?もうちょっとマシなウソつけないの?私って疲れたらランニングしないとその場にいられないヤツみたいなイメージ持たれんじゃん!








黒澤君がそう言うと期待通り小野寺君は笑いをこらえていた







「フッ……ククク。ああ、そう?分かった。じゃあ、おふたりさん勉強頑張れよ!」






「おう!!」







そう言うとまだ私の口を抑えながらズルズルと引きづられた








「あっ、そーだ。海斗!」








「ん?何?」








小野寺君の唐突の呼びかけに黒澤君は立ち止まりニヤッとした






「あとで、メールしろよな」








それが何なんだろう?と私は考えていたら、黒澤君は何かを察したみたいで「おう!!」とまたいつもの笑い顔を見せた。笑うと黒澤君も幼い子供みたいで可愛いな







そう言えば、いつも話す人しか人間観察してないな……。特に男子だと黒澤君と小野寺君以外に人間観察していない。だから、男子に未だに興味が持てないのかもな。よしっ、中学の時みたいにまたやってみようかな







腕を組みながらそんなこと思って引きづられているといつの間にかさっきまで勉強していた所に着いていた。帰りはここまで1回も歩いていなかったからこうゆうのも楽でいいな♪



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