― BLUE ―
「俺もさ? やばいぐらい、すっごい好きみたいなんだけど」
あたしの告白と同じ台詞だ…。
「す、すぎもとぉ」
杉本の背中へ手をまわしてみる。
あたしのそれに応えるかのように、杉本の手にも力が込もりギュッと抱きしめてくれた。
ドンドンと心臓が胸を打つ。口から飛び出してしまうのではないかという勢いだ。
だけど杉本もドキドキしているのがわかる。鼓動が体に響き伝わってくる。
「あたしも大好き」
そっと身体を離す。
優しい瞳。
今度は心臓が震えているよ。
杉本は少し唇を噛み上目遣いであたしを見てくる。
こんな表情するんだね。
「……」
そしてあたしたちは、そのまま唇を重ねた。
激しく求めることもなく、無理矢理与えることもなく。
ただそこにいる。
いまよりもうんと幼かったあの日から、それで満足だと思っていた日々。
だけど、ときは過ぎ、変化をし続けるあたしたち。
重ねた唇はとても暖かくて。
あたしを満たしてくれているのがわかる。