眼鏡とハンバーグと指環と制服と
「ならどうして、うっかりとか起こるかな?」

「……はい。
ごめんなさい」

「ほんとに反省してる?」

「……はい。
反省してます。
すみませんでした」

「大体ゆずちゃんは……」

……永遠に説教は続き。
ついうっかりドアを開けてしまっただけで、何故か日頃のおこないから、男子
に対して油断し過ぎとかそういうことまでいわれ、終わった頃には一時間が経
過していました……。

「じゃあ、遅くなったし。
お弁当買ってくるね」

「はい、あぅ、おねがいします。
うっ」

一時間も正座してたというのに、夏生は普通に立ち上がって歩いてて、はっき
りいってむかつく。

「……痺れないの?」

「は?
これくらいで痺れるなんて、鍛え方が足りないんだよー」

勝ち誇った顔でそういわれて、さらにむかついた。
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