プライベートレッスン 〜 同居人の甘い素顔
「仕方ないですね。少し休憩しましょう。あと少しだけ我慢してください」
祐希に引きずられるような格好で、なんとか足を進める。
そして彼に連れられたのは、中規模のシティホテルだった。
休憩がまさかホテルだとは思わず、軽い緊張が背筋を走る。
それでも変なことを考えていると祐希に悟られたくなくて、平静を装った。
心臓はバクバクだ。
フロントで鍵を受け取り、十階の部屋に入る。
ごく普通のツインルームだ。
早く草履と足袋を脱いでしまいたかった。
ベッドに腰を下ろし足に手を伸ばしたが、帯が邪魔をしてそこまで届かない。
そういえば、履くときには肌襦袢だった。
情けないポーズをしていると、祐希はクスクス笑いだした。
「……な、なによ」
「脱がせてあげましょうか」
そうしてもらうほかにないようだ。
上から目線の態度にちょっとムッとしたものの、足袋を脱ぎたいことに変わりはない。
「……お願いします」
祐希が私の前に跪いた。