プライベートレッスン 〜 同居人の甘い素顔
私の足を自分の膝の上に置き、足袋のホックをひとつずつ外していく。
両足とも脱がせてもらい、やっとのこと窮屈さから解放された。
「真っ赤ですね」
祐希に言われて見てみれば、親指と人差し指の間が赤くなっていた。
少し皮も剥けている。
どうりで痛いわけだ。
祐希はバスルームでタオルを濡らしてくると、それで私の足を丁寧に拭ってくれた。
「ありがとう」
とても気恥ずかしい。
それにしても、帯の苦しさと言ったらない。
座っているせいか、圧迫感が余計だ。
「着物も脱いでしまいますか」
「え、でも」
脱いだら最後。
私は着付けができない。
「洋服なら僕が買ってきますよ。店なら近くにあります」
「……いいの?」
なんて素敵な解決策。
洋服さえあれば心配いらない。