あの時君が伸ばした手は
竹田さんは僕を和室に通した。

外から見たことはあるけれど、竹田さんの家に入るのは初めてだ。

和室は何だか高そうなものがいっぱい置いてあった。

家に入れてくれたはいいけど、居心地が悪い。当たり前か。

「それで……秘密って何?」

彼女は正座をして僕と向き合った。

しかし目線は下に向いている。
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