あの時君が伸ばした手は
「中に入れたって事は何の話か知ってるって事でしょ?」

彼女は視線を右側にずらす。

分かりやすい。

「江角が諸星さんの事好きだったの知ってたよね?」

何も言わない。

「諸星さんが亡くなってチャンスだと思ったんじゃない?」

黙ったままだ。

「もしかしてさ……、諸星さんの事……。」

突然竹田さんは立ち上がった。
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