あの時君が伸ばした手は
「違う!私は香菜の事殺してなんかない!

確かに香菜の事は恨んでたけど殺すほどじゃなかった。
だって私の友達だよ?
友達の事殺せるわけないじゃん。」


彼女は泣き出した。


僕は黙ってそれを見るしかなかった。

今さら何を言っても慰めにはならない。
それよりも慰める気はなかった。

みんなで集まったときのあの涙は本物だったとしても、今流している涙は本物には見えなかった。
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