あの時君が伸ばした手は
「お爺さん、その遺体見ましたか?」

桐谷さんも僕と同じ事を思ったのか険しい表情を浮かべていた。

「見たも何も見つけたのは儂だから。」

「この子でしたか?」

桐谷さんは写真を見せる。

お爺さんは目を細くしてケータイを覗きこんだ。

「うん。この子だよ間違いない。」

と、認めた後でハッとした顔になった。

「もしかしてあんたら探偵か何か?」

桐谷さんと顔を見合わせる。

探偵?僕と桐谷さんが?
僕はともかく桐谷さんは絶対違う。
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