別れたいのに愛おしい~冷徹御曹司の揺るぎない独占愛~
「理沙は何か予定有るのか?」
食事を終えた奏人が、コーヒーを口にしながら言う。
「本を返しに図書館に行こうと思ってたけど、誰かと会う約束とかはないよ」
「じゃあ、車で出かけないか? 昨日のドライブのやり直し。図書館に行ってそのあと少し遠出しようか?」
「行きたい!」
私は奏人の提案に張り切って答える。
でも、直後昨夜のことを思い出してしまった。
「……昨日、朝美さんのことを乗せたんだよね?」
ふたりで一緒に移動したんだから当然載せているのだろうけど、私が一番初めに乗りたかったな。
「乗せてない。朝美の部屋には徒歩で行ったから。車は昨日のままコインパーキングに停めてあるよ」
「本当?」
予想外の事実に嬉しくなる。
だけど朝美さんの部屋に行ったのはやっぱり気になる。
食事を終えた奏人が、コーヒーを口にしながら言う。
「本を返しに図書館に行こうと思ってたけど、誰かと会う約束とかはないよ」
「じゃあ、車で出かけないか? 昨日のドライブのやり直し。図書館に行ってそのあと少し遠出しようか?」
「行きたい!」
私は奏人の提案に張り切って答える。
でも、直後昨夜のことを思い出してしまった。
「……昨日、朝美さんのことを乗せたんだよね?」
ふたりで一緒に移動したんだから当然載せているのだろうけど、私が一番初めに乗りたかったな。
「乗せてない。朝美の部屋には徒歩で行ったから。車は昨日のままコインパーキングに停めてあるよ」
「本当?」
予想外の事実に嬉しくなる。
だけど朝美さんの部屋に行ったのはやっぱり気になる。