ときのいたずら
「で、では着替えるので少し部屋の外にいてください!」


「わかった」


そういい秀吉さんはそそくさと部屋を出る。襖がピシャリと音をたててしまったのを確認すると


「これか…」

とそばの風呂敷包みを開けると、そこには赤の蝶と白い花が描かれたピンクの着物があった


綺麗と思いつつ袖に腕を通し着付けをする。数分後きおわったので秀吉さんを部屋へ呼んだ

すると秀吉さんは私を見た後すぐに固まってしまった

「着付け……どこか間違ってますか?」

不安になり聞いてみた

「…いや、大丈夫だ」

そういい部屋を出ようとする

「え?どこに行くんですか?」

「どこって…この城の案内が俺の今日の仕事だからな」

きらめく笑顔で手を差し伸べられ

「さぁ、行くぞ」

その手を取って秀吉さんの後に続いて部屋を出る
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