夢の言葉と陽だまりの天使(上)【夢の言葉続編②】
……。
でも、
周りがそうはさせてくれなかった。
私達が普通の夫婦なら、良かったのに…。
私とシュウさんの結婚で一番重要だったのは、
”跡継ぎを作る事”だったから…。
結婚して半年経とうとした頃、
夢の配達人の関係者が噂をしていた。
”あの女には子供を産む能力がない”…って。
ついには、
何時までも懐妊の報告が出来ない私に…。
”お前が仕事しているからだ。
仕事を辞めて家庭に入った方がいいんじゃないか?”…。
そう上の医師達に言われて、
私は仕事すら満足にさせてもらえなくなった。
……。
私は何も出来ないんだ。
妻としてシュウさんの子供も産めなければ、医師として彼の病を治す事も出来ない。
…私には、何もない。
さすがに、落ち込んだ。
…でも、私はシュウさんの傍に居たかった。
陰口なんて気にせず、笑顔でいようとしていた。
……
………。