夢の言葉と陽だまりの天使(上)【夢の言葉続編②】
シュウが俺を好き。
なんとなく、気付いてた。
不思議といつからか、
俺もこいつが男より女に見えてたし。
でも、性別とか関係なく…
好きとか愛してるとかじゃなく…。
大切なんだよな、シュウの事は。
「……ヴァロンがここで休まるんなら。
私としては嬉しいので、大丈夫です…///。」
シュウはそう言うと立ち上がり、自分の椅子から膝掛けを持ってくると俺にバサッとかけた。
「風邪、引かないで下さいね。」
「……サンキュ。
じゃ、30分だけ。…おやすみ。」
「おやすみなさい。」
シュウは俺に微笑むと、
自分の机に戻って仕事を始めた。
俺もそっと目を閉じる。