夢の言葉と陽だまりの天使(上)【夢の言葉続編②】
///……ヴァ、ヴァロンが可愛い。
私と一緒にいられて嬉しくて堪らない。
そう言われなくても伝わってくる。
やっぱり…。
お仕事の事、嫌がるかな?
ヴァロンの様子を見てそんな考えが浮かぶ。
「///……ねぇ、ヴァロン。
わ、私が働きたいって言ったら…怒る?」
ゴクッと唾を飲んで、私は勇気を出して尋ねた。計画とはだいぶ違う展開での告白だけど、聞くなら今だなって思った。
「働く?…あ、生活費足りなかったか?
それならもっと渡すよ?」
「ち、違うの…。」
「?…欲しい物があるとか?
そんなん何でも買ってあげるよ。
売り物じゃなくても、
アカリが望むなら何でも手に入れてくる。」
「っ……///。」
…ダメだ。
話が上手く伝わらない。
しかも、本当に私が何か欲しいって口にしたら…。
世界中探し回って来そうな位、真剣な瞳。
笑ってるのに目だけ笑ってない。