夢の言葉と陽だまりの天使(上)【夢の言葉続編②】
【暫くして…。】

「……っ///。」

「……起きた?おはよ。
って、まだ日付けも変わってないけど…。」

私の事をとても優しい瞳で見つめるヴァロンの腕の中で、私は目を覚ました。

…また、意識を失ってしまっていた。
彼に全部全部、見られてしまった。
密着している素肌と素肌。
心地良いけど、恥ずかしくて顔から火が出そう。


「///…ふ、服。服…着ようよ……///。」

自分の寝間着を探そうとモゾモゾ動くと、背中を向けた私をヴァロンの力強い腕が止める様に引き寄せる。


「!///っ…ヴァ、ヴァロン…?」

「…行くなよ。
なんですぐ…離れようとすんの?」

思わずドキッとする、
ヴァロンの寂しそうな、切ない声。

ゆっくり寝返りを打って彼の方を向くと…。
嬉しそうに私を抱き締めて、頭を撫でながら額に口付けてくれた。
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