プルシアンブルー“俺が守る”
「聖書って確か新旧あるんでしたっけ?」
「ああ。旧約聖書がキリスト誕生前で、新約聖書がキリスト誕生後だったか。なんで今そんなことを聞く?」
「いや、パンフがあったんで。なんとなく。」
玄関には、国の登録有形文化財に指定されている那釜ロゼ教会のパンフレットが落ちていた。
「キリシタンですかね?」
「敬虔なキリスト教信者がこんな乱雑に扱わないだろ。電気付けてくれ。」
玄関から見えるのは右手のキッチンだけで、日当たりが悪くカーテンも閉めきっている為に室内は暗くよく見えない。
「まさか……」
「なんだこれ……」
先頭にいた矛桶がカーテンを開け、左手にある電気のスイッチを栃元が付けると、そこには。
「係長…か…?」
部屋中に貼られた写真。
そのどれも爽築なのだが、制服やスーツだったり私服だったりとバラバラな上に、目線はレンズを向いておらず隠し撮りしたのは明らかだ。
異様な光景に三人が絶句していると、克治の携帯へ超坊から着信が入る。
『左隈から今連絡があってな、桧亨譲琉に間違いなかった。それと、桧亨とも鳴鎧とも連絡が取れない。そっちに連絡ないか?』
「ああ。旧約聖書がキリスト誕生前で、新約聖書がキリスト誕生後だったか。なんで今そんなことを聞く?」
「いや、パンフがあったんで。なんとなく。」
玄関には、国の登録有形文化財に指定されている那釜ロゼ教会のパンフレットが落ちていた。
「キリシタンですかね?」
「敬虔なキリスト教信者がこんな乱雑に扱わないだろ。電気付けてくれ。」
玄関から見えるのは右手のキッチンだけで、日当たりが悪くカーテンも閉めきっている為に室内は暗くよく見えない。
「まさか……」
「なんだこれ……」
先頭にいた矛桶がカーテンを開け、左手にある電気のスイッチを栃元が付けると、そこには。
「係長…か…?」
部屋中に貼られた写真。
そのどれも爽築なのだが、制服やスーツだったり私服だったりとバラバラな上に、目線はレンズを向いておらず隠し撮りしたのは明らかだ。
異様な光景に三人が絶句していると、克治の携帯へ超坊から着信が入る。
『左隈から今連絡があってな、桧亨譲琉に間違いなかった。それと、桧亨とも鳴鎧とも連絡が取れない。そっちに連絡ないか?』