辛 恋

「さあ、進藤さんもマスターも飲むよ。」
と、心。

「心ちゃん、良かったの?
知佳ちゃん、凄く心配していたよ。」
と、マスター
「知佳は、早く帰らないと
行けないから、私に付き合わせたら
可哀相なの。」
と、心ちゃん

「知佳ちゃんは、なんで
早く帰らないといけないの?」
と、進藤さん

「えっ、彼が待ってるから。」
「「彼氏?」」
「そうだよ。」
「彼氏なら別に」と、マスター。
「ダメダメ。」
「だから、なんで?」と、進藤さん。
「えっ、だって、知佳の彼氏は
私の弟だから。
あいつ、怒らせると大変なの。
うるさくて。」
と、言うと
「「えっ、弟?」」と、二人。
「そうだよ。あいつを怒らせると
パパにいいつけるから、
パパが聞いたら大変
パパの元に連れ戻されるよ。」
と、心。
「お父さん?連れ戻されるって。」
と、マスター
「もう、家の話は良いよ。
さあ、飲むよ。

それよりね、
聞いてよ、進藤さん
あのエロおやじ、また、私の
お尻にさわったんだよ。
もう、イライラしちゃう。」
「セクハラだな。」と、進藤さん。
「そうだよね、くそっ。」と、心。

それから、
店はcloseにして
三人で、ワイワイやりながら飲んだ。
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