辛 恋

パパと壬は、ルーク伯父様をみつめて

知佳は、あたふたしていた


ルーク伯父様は、続けて
「なあ、大翔、遥の年はいくつだ?」
「・・・・えっ、遥君ですか?
たしか・・2歳になるかぐらいかと。」
「そうだ、お前が日本をでて
二年と少しだ。」
「・・・えっ?・・なっ・・」
「「「伯父様・おじさん・義兄さん。」」」
と、心と壬と一彦は、叫んだ。

「・・遥は、俺の・・・・子・・?」
と、大翔。

「そうです、遥は、進藤さんと心の
子供です。

心は、進藤さんが、いなくなってから
遥がお腹にいることを知りました。

色んな格闘があったと思います。
壬にも怒られて
でも、心は、反対するならお腹の子と
一緒に死にます。と言って
退けた。

お腹が大きくなるにつれ
社内で、色んな事を言う人もいました。
でも、心は負けなかった。

どうして、どうして!
心と話さなかったのですか?
なぜ一人で全てを
決めたのですか?

あなたは、心を巻き込みたくないと
手紙に書いていましたが
残された、心は?
心の気持ちを考えたことが
ありましたか?

遥が生れた時も
心のママのマリアナさん、壬、私。
おばちゃまの菊乃さんが
駆けつけました。

パパの一彦さんは、思う事があり
こられなかった。
ルーク伯父様、レナ伯母様は、例外。

心は、私達がそばにいてくれる事に
喜んでくれました。

でも、違うでしょう!

旦那さんや愛する人が
そばにいて、手を握ってくれたり
腰をさすってくれたり、汗を拭いてくれたり
励ましてくれたりするのが本当では
ないのですか?」
と、知佳は涙を流しながら
訴えた。

そんな、知佳を壬は抱き締めた。
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