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鬼が出るのかなと思いきや、実は…というような展開で、どこか能のような世界観が広がります。 不思議という単語だけではあらわしきれない、幻想的な作品です。 このあとの実平が気になります。
ひらひらと ひらひらと それは舞い落ちたかのように 自らその命経つ姿は 夢か現か 哀れ儚き蝶の様 それを運命(さだめ)と受け入れて 赤く広がる様をただ 浅き夢に酔ひもせず 我、人知れず涙する 残虐な出来事に対する結末が とても切なくて読み終えて 漸くタイトルの持つ意味が じんわりと響いてきます。 先ずは一読を、是非。