だから今夜も眠れない
最悪な気分だったけど、もうそんなのはもう、いつの話って感じ。
ぼんやりと見送る私の背中をポンと叩いて、
受付の百合川さんが、
慰める口調で
「残念ねえ、まあ、あれだけ美形だとフリーってあり得ないけど、
子持ちじゃあ、問題外だよね」
と声を掛けてきた。
「え?ああ、うん」
百合川さんに言われて、
さっきちょっとりゅかちゃんの『ママ』という言葉に軽くショックを受けたのを思い出したけど、
どうにかなるなんて事はあり得ない事だし、
問題外なんてそんなおこがましいでしょ?
あんなにキラキラした人とお近づきになれただけで幸せだよ。
午後の部も夢心地で乗りきった私は、
今日のクラフトスペースの利用者とボランティアスタッフの報告書を作成して、
パソコン処理を終了した。
おっと忘れてはいけない、王子親子の写真データをコピーして、携帯に送信と。
♪
おお、来た来た。
なんて神々しいんでしょう。
ずっと見ていたい気分だわ。
ぐふふ、と思わず笑いが声に出てしまいそうだ。
ぼんやりと見送る私の背中をポンと叩いて、
受付の百合川さんが、
慰める口調で
「残念ねえ、まあ、あれだけ美形だとフリーってあり得ないけど、
子持ちじゃあ、問題外だよね」
と声を掛けてきた。
「え?ああ、うん」
百合川さんに言われて、
さっきちょっとりゅかちゃんの『ママ』という言葉に軽くショックを受けたのを思い出したけど、
どうにかなるなんて事はあり得ない事だし、
問題外なんてそんなおこがましいでしょ?
あんなにキラキラした人とお近づきになれただけで幸せだよ。
午後の部も夢心地で乗りきった私は、
今日のクラフトスペースの利用者とボランティアスタッフの報告書を作成して、
パソコン処理を終了した。
おっと忘れてはいけない、王子親子の写真データをコピーして、携帯に送信と。
♪
おお、来た来た。
なんて神々しいんでしょう。
ずっと見ていたい気分だわ。
ぐふふ、と思わず笑いが声に出てしまいそうだ。