超純な彼と微不純な彼女
【2人だけの夜】
カウントダウンが始まった~
10
9
8
7
6
5
4
3
2 1
0
涙を拭った唇が、今度は私の唇に重なった。
「響くんダメよ、風邪が、風邪がうつっちゃうよ」
「俺が……流奈の風邪とってやるよ」
って……響くんが………
とろけそうな甘いキスを……
その時だった!
コンコン~コンコン~
って部屋がノックされた。
もぉ~せっかく、いいとこだったのに、お父さんだって、お母さんだって、お姉ちゃんだって絶対に許さないんだからっ!