女の子として見てください!
「ど、ど、どどうして知ってるんですか!?」

ついつい声を荒げてそう尋ねてしまう。
店内にはBGMが流れているし、ほどよくにぎやかでもあるから私の声はそう目立たなかったと思うけど。


翔さんはなんてことないような様子で、相変わらずクールに返答する。

「知ってたっていうか、わかりやすいんだもんお前。手つなぐたけでやたら動揺してるし、この間もキスしただけで顔が茹でダコみたいに真っ赤になってたし。今までの話を聞くに、恋愛経験も少なそうだし、ああなるほど、って」

サラサラと連なれるその言葉に、私は両手で顔を隠す。

「恥ずかしい……」

だけど、私がそう呟いたその言葉に、翔さんは。


「なんで? 別に恥ずかしいことでも隠すことでもないと思うけど」

「でも……っ」

「それに。前々から言ってるだろ。俺は、”ありのまま”の美桜が好きなんだから。なにも気にすることない」

その言葉に。
私は顔から両手を離し、ゆっくりと顔を上げ、翔さんと再び目を合わせる。
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