表に出せない秘めた思い
「え…?」

そう達也に言われて気付いた私の頬を伝う涙。

「何も聞かないからとにかく休憩だ。お前の頼みも聞いたんだ。俺の頼みも聞けよ?」

そう言ってグイグイ私の手を引く。
私は達也の優しさにまた涙していた。
知らず知らずのうちに出た不安とゆう名の涙。


私は両方の事で涙を流していた。


「わかっ…グスッ…た…」

私は涙ながらに返事を返したのだった。
< 38 / 43 >

この作品をシェア

pagetop