独身一般職(37) vs 新人リア充(20)
この時ほど、社宅に住んでなくて良かったと思った。

私が下風代理の家に行けば、社宅の人に見られることもあるが、彼が私の家に来るのなら、バレることもまずないだろう。

さらに社宅から私のアパートまでも遠くはないので、私の家まで彼が歩いてくれば、車を見られることでバレたりもしない。


狭い町だ。
付き合ってはいなくても部屋の中で男女が一緒になっていたら、すぐに疑われてしまい噂にもなる。


あれこれ考えるが、私は下風代理に会いたかった。

さっきの彼のミスのことも忘れてはないが、そんなことで幻滅しなかったのも自分では意外だった。


仕事ができない、だらしがない。


私の好きなタイプとは全然正反対なのだ。


ああ、そうか。
これが母性なのかという結論を出して、ラインの返事を返す。

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