独身一般職(37) vs 新人リア充(20)
「実は香坂さんにお願いがあるの」

私は率直に、下風代理との交際を黙っててくれないかと彼女にお願いした。


「…社内恋愛って、だめなんですか?」


「そうじゃないの。

ただ、このタイミングで人事部にバレてしまうと、3月末は私も転勤することになるかもしれないから。

翔子さんも退職するし、目黒次長もそろそろ転勤だと思うから、私までいなくなる訳にはいかないの」


香坂さんは難しい顔をしながら巨峰サワーを飲んでいた。


私、そんなに難しい話をしたかな?


「とりあえず今年の人事異動で、私の残留が確定するまでの間なんだけど…

…わかるよね?
私が抜けると、香坂さん達が大変になるからよ」

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