独身一般職(37) vs 新人リア充(20)
二次会も終わり、酔いつぶれたおじさん達はそれぞれ帰っていき、残ったメンバーはカラオケに行こうって話になった。

だけどあたしは疲れてしまったから帰ることにした。


「大丈夫?タクシー呼ぶ?」

小田原さんが心配してくれていたけど、そんなに遠い距離ではないから歩いて帰ることにした。

田舎なんて怪しい人なんていないし。


「俺も帰るから、送っていくよ」


下風代理だ。
あたしはさっきからこの人にドキドキさせられる。
帰りは二人きりになるってことだよね。


「とか言って、香坂さん襲わないでね」

「ばーか、襲わねーよ」


またまた植本さん。
多分この二人は年が近いのか、お互いタメ語で話す。

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