暗殺少女は最強の青年を狙う。
story3.
───突然、何かの気配がした。


ベットから飛び起きて常備しているナイフを右手に持つ。




────────が、姿が見えない。




「どうしたんです?何かお探しですか?」




......ッッ!?


まてまてまてまてまて。


貴様は何故背後にいる!?
や、やめろ耳を舐めるな!噛むんじゃない!


「っっ......やめろ!おい!お前何なんだよ!!!!」


「......あなたの旦那ですよ?」


────そこで昨夜のことをやっと僕は思い出した。


...頭おかしいんですか?いや、頭おかしいんだな。そうだきっとそうだ。

人の家に忍び込み判子を盗み準備してきた婚姻届を出し勝手に夫婦になるやつだ。

頭おかしくないわけが無い。



僕の職業柄、依頼してくるのは頭おかしい奴らが多い。


───────が、ここまで狂ってんのは初めて見た。
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