人事部の女神さまの憂いは続く
「はい。ありがとうございます。ほんと、ご迷惑かけちゃってすみません」
もう一度謝ると
「いいの、いいの。それより、あいつ来ちゃうよ。ほら、じゃあね」
タクシーの中に押し込んでくれた。
ちょうどタクシーがでたところで藤木さんが真人さんに追いついてきたので、ほんと危機一髪だ。
これからどうしようかな。
家にいたら藤木さんも帰ってきちゃうだろうけど、それは嫌だ。
今日は冷静に話なんてできる状態じゃない。
腕時計に目を落とすともう12時過ぎ。香織さんのとこに逃げこむにしても遅すぎる。めんどくさいな、と思いながらもスマホを操作して今日の落ち着き場所を決めた。
そして、真人さんにメッセージを送った。