人事部の女神さまの憂いは続く
その真人さんがなんで、ニシユリ?
あの二人って接点あったけ、と考ながら、とりあえず話しかけて来る隣の女に相槌をうっていた。
グルグル頭を悩ませる俺をよそに、隣のテーブルは盛り上がってる。普段飲み慣れないワインなんて飲んで、真人さんにベタベタされながら村岡と3人で盛り上がってるニシユリ。
楽しそうに話す声もカワイイな、とか思いながらそっちに気を取られていると、膝をぴったりくっつけてしなだれかかるようにして腕に手をかけてくる隣の女。
昔はこういう自分の見せ方知ってる自信たっぷりの子の相手も楽しかったんだけどな、と思いながら山本に恨めし気な視線を投げかけてやる。
すると「なんだよ、お前好きだろ、こういうの?」というようなちょっとバカにしたような視線を返される。
そもそも今日の飲み会の話が来た時に
「俺、もう女とかいいから。結婚したし」
って山本に釘を刺しといたのに、蓋を開けたら相変わらず女の子もいて。