人事部の女神さまの憂いは続く

色々言いたいことがあるのはわかってはいるものの、俺も正直ムカついてる。

「藤木、そんな心配しなくても大丈夫だよ。俺が責任もって送ってくし。だからお前はいつも通り、女の子と帰っていいよ」

なんて言いながらニシユリの手をベタベタ触ってる真人さんにも腹が立つ。

どう考えても、これまでのニシユリの男の傾向からして、真人さんはニシユリの好みのタイプのはずなんだ。

そんな真人さんに言い寄られたら、元々流されやすい上に酔っぱらってるのもあって余計に危険だ。

「いい加減、俺怒るぞ」

真人さんの方ばっかり見て、反応しないニシユリにすごんでみても、プイっと顔を逸らされる。

なんだ、そのカワイイ反応は、と思いながらも、とにかく連れて帰んないとということしか頭になかった。

茶化してくる真人さんは無視してると

「え、藤木さんとゆりちゃん、もしかして結構な仲良し?」

なんて今さらな発言をしてる村岡。

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