人事部の女神さまの憂いは続く

「はいはーい。ん?聞いたよ、香織から。知らないよ。香織が知らなくて俺が知るわけないだろ。うん。わかった。なんかわかったら教えるよ。でも、俺らだと、ふじっきーに筒抜けだから、ニシユリも本気だったら俺らなんか頼んないだろ。むしろ他に行きそうなとこ知らないのかよ」

その後は、いらだちながら相槌を打っている。そして

「何が原因か知らないけど反省するのが先なんじゃない?」

言い捨てて電話を切った。電話の間中、無駄に緊張していたので、はぁと息を吐きだしていると、そんな私の方を見て

「ちょっとは反省させときゃいんだよ」

悪態をついている立花さん。

「ふじっきー、なんて?」

「今日も家に帰ってないって焦ってた。会社でも捕まえれなかったし、どこいったかも全然わかんないって。でもあの様子じゃ話しても無駄でしょ」

その言葉に首をかしげると

「多分、いないのに焦ってるだけで、なんで出ってたのかとか反省してなさそう」

立花さんの見解を教えてくれた。
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