人事部の女神さまの憂いは続く

ほんと、この人のこういう効率的というか事務的なとこ、やだなと思って顔をしかめてるとオーダーしたランチが運ばれてきてしまった。

「で、俺としては春までにはって思ってんだけど、それだともう日程あんま空いてなんだろ?」

食べながらも着々と話を進めようとしている。それに違和感しかなくって

「結婚式、やっぱりしないとダメですか?」

恐る恐る口に出してみると

「なに?やっぱしたくないの?」

こっちを伺うように言ってくれたものの、すかさず

「俺はちゃんとしたいんだけど」

きっぱり主張された。

「うーん、なんででしたっけ?」

ふと聞いてみると、藤木さんの顔が暴君モードにかわった。

やばいと思ってみても、時すでに遅しで・・・。

「お前さ、まじで言ってんの?」

不機嫌をあらわにした藤木さん。
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