人事部の女神さまの憂いは続く
これまで俺が相手にしてきたような女だったらきっと
「私だったら、ここでも満足させてあげられるけど?」
なんて言って笑うだろう。
いや別にそういう反応をして欲しいわけじゃない。むしろ侑里がそんなこと言ったら、どんだけだよって過去の男に嫉妬するから嫌なんだけど。
はぁ・・・。
これが今まで真面目に女と付き合ってこなかったツケなんだろうな。あいつが不安になるようなことはしたくないって思うのに、そこまで気がまわらない。そんな自分がほんとにイヤになる。
風呂から戻ってきたら、機嫌はもとに戻ってるだろうか。
ご機嫌ナナメの奥さんのために、俺ができることは何だろうか。
そこで、まず1つやるべきことを思いつく。
早速、電話を1本入れて明日の予定を決めてから、侑里の後を追うように風呂に向かった。