人事部の女神さまの憂いは続く
柏木さんみたいに、痛いぐらい跡残したりすることもないし。やたらと顔見せて、とか、声聞かせてとか言ってくるのはちょっとだけSっぽいけど、私から動こうとしたりすると止められたりするし基本的に藤木さんにされるがままに近い。
ん―――――――――?
そんなことを思い出していると、急激に不安になってきた。
もしかして、藤木さん的には全然満足してないってこと?インランとかドエロとか言ってるのも、その当てつけ?
そりゃあ、車の中でしちゃうようなお姉さま方と比べられちゃうと色々と足りてないものだらけなんだろうけどど・・・。
さっきまでの腹立たしい気持ちから一転、今度は急激に焦ってきた。
こんなくだらないことで嫉妬してる場合なんかじゃなくって、もしかして、もっと頑張らないと飽きられちゃったりするんじゃない?
百戦錬磨の藤木さんが相手だから、かなり難易度は高いけど、不満ばっかり言ってないで私も努力しないと・・・。
そう、この迂闊な遊び人が過去の女の人のことなんて思い出さないくらい、私でいっぱいにすればいいんだ。
そう決意して、藤木さんに向き合った。
「お風呂、一緒に入りましょうよ」