人事部の女神さまの憂いは続く
そんな不埒なことを思い出した朝食タイムだったけど、その後昨日の続きが繰り広げられるわけでもなく、すんなり宿を出た。
いや、決してもうちょっと続きがしたかったって期待をしてたわけじゃないんだけど・・・。
そして、どこにもよらずに都内まで戻ってきたなと思ったら着いたのはカーディーラーだった。
「藤木さん、お待ちしてましたよ」
お店に入るなり出迎えてくれたのは、どうやら藤木さんの担当の方らしく、とっても親し気だ。
「今回車検までまだあるし、サイクル短めですけど、なんか不都合ありました?」
そう聞かれて、昨日のしょうもないケンカを思い出す。そんなお兄さんの言葉に「いや、特には」と言いながら、私に向かって
「ほら、好きなの選べよ」
なんて言ってくる。