人事部の女神さまの憂いは続く


“プライドの高そうな美人“

昔かっらふじっきーが相手にしてた女はだいたいそんな感じだった。

美人でチヤホヤされてるからこそ、ふじっきーのことも簡単に落とせると思って近寄ってくるけど、最低男はそれをそのまま美味しくいただくだけだ。プライドが高いから、「本気になんてなんないよ」って言う、ふじっきーのこともしつこく追えない。

そんな最低男に都合のいい人たちばかりをこれまでは引き寄せてきてた。まぁ、追わないからって本当に割り切れてるかなんて微妙なところだと思うんだけどなーなんて思考を巡らせていると

「おい、またお前余計なこと侑里に吹き込むなよ」

最低男のちょっと不機嫌な声が飛んできた。ムッとして

「いやいや、ほんとのこと言っただけだから」

ニコリと笑みを浮かべて言ってやると、そんな私のことは無視して

「昔の話だからな」

なんて言いながら、目じりを下げてユリの頭を撫でている。
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