人事部の女神さまの憂いは続く


こんな近くで2人を見てきたからには、門出の日はちゃんとお祝いしたいなって思っていると

「いえ、こじんまりとしたいのは確かなんですが、身内だけってわけじゃなくって、立花さんと香織さんには来ていただかないと結婚式なんて言えないです」

なんともうれしい言葉がユリから出てきた。それにテンションを上げたのか

「だろ、だろ?ふじっきーもそう思うよな。なんなら、俺らがキューピットみたいなもんだろ?」

なんて威張りはじめた。それがかわいくって、クスっと笑いながら、大輔の言う通りだなって思う。

「そうよね。よく考えたら私がユリ、家に飲みに誘わなかったらふじっきーとも仲良くなる機会なんてなかっただろうし、プロポーズも私たちの結婚式の時でしょ。
 ほんとだ!ふじっきー、もっとちゃんと私たちに感謝してよ!!」

自分で言いながらも興奮してきていると、ふじっきーは穏やかな笑みで

「あぁ、感謝してますとも」

言いながら、ユリを抱き寄せて髪にキスを落としている。
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