人事部の女神さまの憂いは続く

幸せそうなその表情に純粋に祝福したくなるものの、言葉とは裏腹に私たちへの感謝はイマイチ伝わってこない。

「そう言いながら、全然感謝されてるようには感じられないんですけど」

棒読みで苦情を言ってみたら

「でさ、感謝ついでに相談があんだけど・・・」

珍しくもったいぶった話し方をする、ふじっきー。

なんだ?と思って大輔と顔を見合わせていると

「年末の休みさ、ちょっと早めからとれないかな?」

よくわからないことを言い始めた。ユリも聞いてないのか、私たちと一緒に首をかしげてる。

「なんで?」

「年末年始だとチャペルやってないらしいんだよ。だからギリギリ休み前に式挙げれないかなって思って」

言いたいことはわかったけど、なんでその時期なのかがよくわからない。
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