人事部の女神さまの憂いは続く

それで一気に、キレイな海でのサーフィンとか、海辺の夕焼けとか、ユリと一緒にショッピングしてるシーンとかがドンドン目の前に浮かびあがってくる。

もうこうなったら、なるようになるしかない。

いや、なんとかするしかないんだ。


「ショッピングもできるとこがいい」

素直にOKと言うのは、暴君に屈したようでシャクで、それだけつぶやくと、ニヤリと口元を上げているふじっきー。大輔は

「うん、うん。そうしよ。やったー!うわぁ、まじで楽しみだー」

言いながら、ギューっと抱きしめてくる。くすぐったくって身をよじっていると

「香織さん、ほんと仕事大丈夫ですか?」

ユリが心配そうに聞いてくる。どう考えても管理部門トップの私の負担が大きいことを気にかけてくれているんだ。

あぁ、こんなかわいいユリのためにも、一肌脱がないと、と気合が入る。
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