人事部の女神さまの憂いは続く

「あ、藤木さんもう聞いてくれたんですか?ありがとうございます!」

すごい、と言わんばかりに目をキラキラさせてお礼をいってる。

「なんか、すごいね」

思わず、そんな言葉がでてしまうと

「ほんと藤木さん、すごいですよねー。いっつもお任せしっきりで、すみません」

見当違いなユリのコメントが返ってきた。いやいや、そこじゃなくってとツッコミそうになっていると、ギロリとにらみを利かせてくる暴君。

せっかくノリ気になってんだから余計なことは言うなってことね・・・。

ギリギリのところで言葉を飲み込んだら、それでいい、というように暴君が頷いていらっしゃる。そして、そのご褒美なのかなんなのか

「お前らいつから行く?せっかくだしホテル一緒のとこにしようぜ。エアーとホテル代こっちでもつからさ」

なんて提案をしてくれる。超太っ腹じゃんって感動してたら

「えー、どうしよっかなー。俺らにとっても新婚旅行みたいなもんだし、俺なりに色々アレンジしたいんだよなー」

なんて大輔が言っている。
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