人事部の女神さまの憂いは続く
「まぁ。ニシユリが珍しく会場探さなきゃって調べてたけど」
「会社のメンバーどこまで呼ぶか迷ってるんでしょ。香織が相談されたって言ってたよ。で、こっからが俺の名案なんだけどさ」
もったいぶったように、そこまでいってニヤニヤして見せる大輔に若干イラっとしつつも
「なに?」
寛大な心で続きを促してみる。
「新年会の後に、会社のメンツだけ、まずやっちゃえば?どうせほとんどのやつがあの後のみいってるし、新年会の2次会兼、お祝いみたいな感じで希望制にしてさ。ほら、ニシユリの信者とかも絶対参加したがるだろ。一応聞いてみたら、そのままその会場でも館内の別のとこでも今からだったら手配できるって」
大輔にしてはノリだけじゃなくって、ちゃんと考えていてびっくりする。そして、考えれば考えるほど、確かに名案な気がする。
「それ、いいかも」
「だろ、だろー?昨日香織と話してたんだよ」
大輔の言葉にそういうことかと納得する。侑里から相談された香織が色々考えてくれたんだろう。