人事部の女神さまの憂いは続く
さらに腹立たしいことを言ってくる大輔さんに唖然としていると
「まぁ、だからよかったじゃん。悪いこと言わないからさ。早めの撤退が吉だ」
なぐさめるように肩に置いている手をポンポンとされた。
この自信満々な感じがやけに鼻について、あからさまにぶすっとした顔をつくってしまう。
確かに香織さんっていう、すごいかわいい奥さんがいるけど、失礼ながらモテるようには見えない大輔さんに女の子のことを語られても、「はい、そーですか」とは言えない。
「崇兄さんも、そう思います?」
聞くと、バツの悪そうな顔をしながら首を縦に振っている。
すげーモテそうな崇兄さんに言われると、ほんとにそうなのかもしれないなって思い始めてしまうけど
「え、どのへんがですか?全然、脈ない感じですかね?てか、性格悪いとかなんでわかるんですか?超かわいくて、いい子なんですけど」
崇兄さんを質問攻めしてしまう。