愛をください
警察署に着くとあたしは
怖くなった
でも雄一も姉も
ずっとあたしの隣にいてくれた
警察官に全部話した
あたしは思い出して
辛くて泣いた
だけど警察官は優しく
最後まで聞いてくれた
そのあと雄一が
車のナンバーを話し
あたしたちは家に帰った
疲れたけど
怖くて体中が痛くて
眠れなかった
でも姉が寝るまでそばにいてくれた
次の日は学校だった
あたしは重く痛い体を起こし
学校に行く用意をした
朝は雄一が学校まで
車で送ってくれた
学校では友達がいて
少しの間ツラいことが
忘れられた
でもふとした瞬間
思い出し涙があふれた
部活がおわり外は真っ暗だった
外を1人で歩くのは怖い
学校から帰るとき
すごく怖かった
でも雄一が学校まで
迎えに来てくれた
みんなの優しさで
あたしはだんだん
あの時の記憶が薄れてきた