愛をください
辛いことも
ふたりだから乗り越えられた
ふたりだから…
あたしはそれからも
心に大きな傷を背負って
高校生活を送った
あたしには夢がある
そぅ看護師になりたいと
受験を失敗した辛さ
赤ちゃんを亡くした辛さ
あたしは痛みを知っている
姉は人の痛みはあまりわからない人だった
どんなに人が辛くても
自分が幸せの時は
気にしない
あたしは痛みのわかる看護師になりたい
人の事を誰よりも考えれる人になりたい
優しい手を待っている患者さんのためなら
なんでもできる
そぅ思った
あたしは早く看護師になりたかった
そして沢山の患者の支えになりたかった
人に必要とされたかった
そんなあたしを雄一はずっと
見守って支えてくれた
その優しさに甘えていたのかもしれない