野球バカと問題児

仲直り



よし!何とかして京君と莉子が話せるようにしないと!
ちょっと重大任務だよね?!
がんばれうち!!

「なに?」

『あ…あのね、莉子の事なんだけど…』

「…莉子って俺の事好きじゃないのかな?」

『そんな事ない!莉子は京君と話したいって言ってたのになんで断ったの?京君は莉子の事好きじゃないの?』

「好きだよ。好きだけど莉子との約束なんだよ…」

『どうゆう意味?』

「それを話すと長くなるんだけど…俺が野球を始めるときに莉子が「甲子園に行くまであたしのために部活休んだりしないでね」って言ったんだよ。だから俺が甲子園行くまで部活は休めない」

なんかメッチャ感動するんですけどー!

でも…莉子との約束なんだ…
それならしょうがないか

『でも明日学校で会ったら莉子と話してあげてね?』

「うん。朝はつい熱くなったけど莉子からメールが来る前から話はするつもりだったよ!」

『…京君ってどこのポジションなの?』

「キャッチャーだよ」

『へーなんか意外…京君ってピッチャーぽいのに…』

「ピッチャーは俺じゃなくて大だよ。俺には大みたいな才能ないから…」


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