野球バカと問題児
えぇぇぇ!!!!
アイツがピッチャー?!
ってかアイツ野球部だったんだぁ
そういえばさっき先輩らしき人によばれてたなぁ
野球って9人だよね?
あんな奴がチームに居たら問題ばっかなんじゃないの?
『ねぇ、大がチームに居たらチームになんないんじゃない?』
「大は無愛想だし思ったことすぐ口に出すからそうゆーふうに見えるかもしれないけど大は野球に関してはすごく真剣だしそれに…大はなんだかんだ言って周りの事ちゃんと見てるから」
へぇーでもまだ信じられない…アイツが周りを見てるなんて…
「まだ信じられないって顔してるね」
『だって大なんかがそんな事考えてるなんて…』
「だったら言うけど大はなんだかんだ言いながら日和ちゃんをここまで連れてきてくれたでしょ?」
確かに…
『あ----!!』
「な…何?」
『大にここまで連れてきてもらったのにお礼言うの忘れてたぁー』
「明日言えば?」
明日になったら忘れてるかも…
『今日言う!野球部って何時に終わるの?』
「うーん今日から7月だから8時までかな?」
そんなにぃー!!
ただいまの時刻5時ちょい前
あと3時間も…
「おーい京いつまで喋ってるんだ?早く俺の球受けろよ!」
「ヤバイ大待たせてた…アイツの球とれるの俺しか居ないんだ!またね日和ちゃん。あと今から大が投げるから8時まで待ってるならみてけば?」
『うん。そうするよ』