野球バカと問題児


ビュンッ


うちは今京君と大の練習を見てる…

『スゴッ!!』

ってかメッチャ速いんですけど!



つい最近まで大のこと嫌な奴って思ってたけどそうでもないのかも…



なーんて事を考えてたら

『8時じゃん!もうおわるじゃん!』


「何ブツブツ呟いてるんだよ?変人かと思ったよ」

その声は大!
何それー!いつも最後の言葉が余分なんですぅ

「大…せっかく待っててくれたんだから…」

京君!そのとーりです
うちはあんたのためにずっと待ってたんだから!
しかも3時間も


「俺になんか言いたい事あるって聞いたけど」

『あっそうでした!ここまで連れて来てくれてありがとー」


「…たかがそのためにこんな暑いのにまってたわけ?」

『そうだよ』

「バカじゃんおまえ」

人がせっかく待っててやったのにふざけんな!



うちがキレそうになるのを悟った京君が


「大もう帰ろう。日和ちゃんバイバイ」

そういって大を連れてった
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